みたらし団子の由来は?
「みたらしだんご」は漢字で書くと「御手洗団子」、その由来はなんなのでしょうか。「御手洗」と書くと、「おてあらい」と読みたくなりますね。なぜこの漢字が使われているのでしょうか。せっかくなので、調べてみました。
まずは大辞林で「御手洗」を調べてみましょう。
【①神社の社頭にあって参拝者が神仏を拝む前に水で手や口を洗い清めるところ。】
【②「みたらし団子」の略。】
【③「御手洗川」の略。】
次に「御手洗川(みたらしがわ)」を調べてみましょう。
【神社の近くを流れていて、参拝人が手を洗ったり口をすすいだりする川。下鴨神社のものが有名。みたらし。和歌にもよく詠まれる。】
なるほど。お手洗いだけに、「御手洗川の流れる下鴨神社」がにおいますね。それでは下鴨神社を調べてみましょう。
答えは下鴨神社の「御手洗祭」にあった!
下鴨神社では、毎年夏になると「御手洗祭(みたらし祭)」が行われています。御手洗祭は、なんと平安時代から続く歴史あるお祭りのようです。そして、この御手洗祭の境内で売られていた食べものこそが、串に刺して焼いた団子で、「みたらし団子」と呼ばれるようになった…というわけです。
つまり、みたらし団子の由来は「御手洗川の流れる京都の下鴨神社で、だんごを串焼きにしたものが売られていたから」ということになります。 下鴨神社の「御手洗祭」は、だんご好きなら一度は行ってみたいものですね。京都旅行の際は、みたらし聖地巡礼をしてみてはいかがでしょうか。
※現代のみたらし団子は、甘い醤油だれがかかっているものが一般的ですね。しかし、五王加茂野店のある岐阜県の飛騨高山などでは、しょうゆのみで焼き上げています。香ばしくい香りが食欲をそそります。皆さんはどちらがお好みですか? 私はどちらも大好きです(^^)
参考リンク
下鴨神社
https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
みたらし祭
https://www.digistyle-kyoto.com/event/nenjugyoji/post_415.html